かえりみちの木
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村のほぼ中央に大樹は立っている。その枝は空を覆うように両手を広げ、その太い幹の表面は苔むしており、大樹の悠久の時をにじませている。その場所に人々が集う。観光客に巨木の歴史を語る中年の男。一人で巨木を見上げる女。逃げてきた女。都会で行き詰まった男。天然酵母のパン屋を営む男とその妻。天然酵母のパン屋の夫婦。保護犬猫施設で働く女。精神病患者の施設で共同生活を送る男。ソーシャルワーカー。大樹の下では時間は緩やかに流れている。そこで人々は様々なことを想うのであろう。過去を振り返り、未来を想像し、現在を受け入れる。大樹はただそこに立っている。人々を見つめている。ある年の冬の終わりから春の初めにかけての物語。
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空の驛舎第22回公演。
◎名古屋公演
【日時】2018年2月24日(土)~25日(日)
【場所】ナビロフト
【CAST】
石塚博章 三田村啓示 津久間泉 中村京子 河本久和 イトウエリ
金子順子(コズミックシアター) 北村守(スクエア) コタカトモ子
【STAFF】
舞台監督/佐野泰弘(CQ) 舞台美術/岡一代 照明/葛西健一 音響/大西博樹 宣伝美術/橋本純司(橋本デザイン室) 制作/尾崎雅久(尾崎商店)・空の驛舎 カンパニーメンバー/山本彩
主催/空の驛舎 共催/ナビロフト、LoftPlan 提携/伊丹市立演劇ホール 制作協力/名古屋演劇教室 助成/芸術文化振興基金
◎伊丹公演
【日時】2018年3月16日(金)~18日(日)
【場所】アイホール
【CAST】【STAFF】同上。 -
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