黒蜥蜴
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江戸川乱歩の小説「怪人二十面相」「黒蜥蜴」などを原作とし、劇団新派の公演用に書き下ろした作品です。先行の同名戯曲に三島由紀夫のものがありますが、別のもの。
名探偵明智小五郎と美人の女盗賊が、宝石「クレオパトラの涙」を巡って虚々実々の駆け引きをする中で、互いに美を求める心の一致に気づき、恋に落ちます。しかし、黒蜥蜴は、自分の作った「恐怖美術館」の中で警察に追い詰められ命を落とします。
最終景の「恐怖美術館」は、乱歩の小説が発表された頃に建設されたデコラティブな三越劇場の客席全体を美術館に見立てて上演されました。なお「恐怖美術館」の陳列人形の設定は、原作とは異なるオリジナルの解釈です。 -
三越劇場。喜多村緑郎。河合雪之丞。劇団新派。美術平山正太郎。照明北内隆志。音楽新内剛。音響内藤博司。
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