狭い家の鴨と蛇
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そう遠くない未来。ゲリラ豪雨ばかりでもうさほどゲリラでもない。
西の地方の山の方。土砂崩れで川が決壊した集落は解散。
もう誰も住まない。父さんと僕以外は――。
狭い家。というか半分しか残ってない僕の家。
母さんは泥にさらわれて見つからない。
父さんは職と文明と世を捨てた。
僕は麓の高校に通っている。生まれて初めて彼女ができかけている。
もうすぐ夏休み。
父さんが軒先で何かの卵を見つけた――。
父さんと一家の団欒と喪失と抵抗と、変幻のお話。
高2の僕が学ぶ退屈な『方丈記』とともにすすむ無常の節電ファンタジー
方丈記から想起された現代劇を創作し上演するという企画(方丈記プロジェクト)のために書き下ろしたもの。 -
日時:2014年1/25・26
劇場:西川アイプラザ
演出:泊篤志(飛ぶ劇場)
主催:NPO法人アートファーム創立20周年企画 方丈記プロジェクト -
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