くだんの件

  • くだんの件
  • くだんの件
  • くだんの件
  • くだんの件
  • くだんの件
  • くだんの件
劇作家:
天野天街
目安となる上演時間:
60~90分
目安となる上演人数:
2人 (男性2人)
  1. どこでもない時、どこでもないところ、どこでもない夏の或る日……記憶の奥に取り残された荒廃した店頭。ホコリの積もったカウンターの奥に座る一人の男(ヒトシ)のもとに、一人の男(タロウ)が訪ねてくる。タロウは昔、集団疎開をしていた頃、このあたりの二階の片隅で半人半牛の怪物「クダン」を飼っており、その「クダン」を探しに来たという。謎めいた二人の過去をめぐり会話は捩れ、過去と現在を行きつ戻りつしながら世界は迷走し、蝉時雨を背景に分裂と増殖を繰り返す。《夏》のイメージを明滅させながら、まるで極彩色の光の中をジェットコースターで走り抜けるようなスピードで物語は展開し、夢か現(うつつ)かわからぬ世界の先に待つオシマイへと向かう。1995年初演以来、国内・海外各都市で上演し、アジア演劇界に衝撃をもたらした驚愕の二人芝居。1999年、第四十四回岸田國士戯曲賞最終選考ノミネート作品。

  2. 劇場:タイニイ・アリス(東京・新宿)|出演:小熊ヒデジ、ジャイアント茶所

  3. 場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。