いとしの儚
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何もかもダメな人間だが賭博だけはツキの神様に愛され、負けしらずの鈴次郎。ある日、鬼との勝負に勝ち、戦利品として『女』を手に入れる。この『女』は鬼が墓場の死体を掘り起こしてその良いところだけを集めて作り上げた『女』だった。『儚-はかな-』と名付けられた女は、生まれてから100日、抱いてはいけない。寄せ集めの部分がくっつくのに100日かかるというのだ。その前に儚を抱いてしまうと儚は水となり、流れて消えてしまう──。
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