Fumiko

  • Fumiko
  • Fumiko
劇作家:
重信臣聡
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
15人 (男性10人、女性6人)
  1. 現代、ステージと客席の区別のない空間で劇が始まる(M1 夢の劇場)。
    1937年アメリカ西海岸の日本人街。日本人街に暮らす正一が祭りの準備をしている。
    日本から鐵三が港に到着する。いとこである正一が迎えに行き、街を案内し、妹のFumikoが出演する
    アマチュアナイトの開催される劇場に連れていく。
    Fumikoがステージで歌う(M2 あなたのせいよ)。
    鐵三はFumikoに見とれる。
    3人はクリーニング店兼自宅へ戻る。鐵三がFumikoのステージのことを話題にしてしまう。対立する
    父と正一。
    もやもやとした気持ちを抱えながらFumikoと鐵三はレモネードを作る
    (M3 レモネード作ろう)。
    夏祭りが始まる。盆踊りの後、Fumikoと鐵三は二人で森を歩く。
    鐵三は自分の境遇と夢を語る。Fumikoはその言葉に勇気をもらい、自分の夢と向き合おうと実家を離
    れる決心をする。
    劇場で大掛かりなリハーサルが行われている。Fumikoもそれに参加している(M4 メトロポリタ
    ン)。
    なかなかうまくいかない状況に耐えるFumiko。カフェで鐵三に宛てた手紙を書き、再び鏡の前に立ち
    トレーニングに集中する(M5 In the Mirror)。
    鐵三と正一が届いた手紙を読む。正一は自分の店を持つ計画を打ち明ける。
    Fumikoはオーディションを受け続ける日々。そこでDavidに出会う。
    正一は父に計画を打ち明ける。対立する二人。正一は家を飛び出す。父は母に内心を打ち明ける。
    Davidの作品に参加することになったFumikoはRachelと再会する。自分だけが選ばれたわけではない
    ことを知りショックを受ける。
    作品のリハーサルの最中、Fumikoを訪ねて鐵三が楽屋に現れる。
    新しい環境で奮闘しているように見えるFumiko。鐵三はそんなFumikoとの間に距離を感じる(M6 
    クインテット)。
    1941年12月7日、日米開戦。ルーズベルトの議会演説がラジオから流れる。日本人街の人々は
    不安を感じる。
    Davidと劇場支配人がFumikoの出演について話す。支配人は降板を主張しDavidは受け入れざるをえな
    い。
    支配人はFumikoに降板を伝える。
    Fumikoは去ることが決まった舞台上で最後に一人、踊る。そこにDavidが声をかける。Davidは
    Fumikoにブロードウェイへ一緒に行こうと打診するがFumikoは申し出を断る。
    日本人街で日系移民たちの強制収容が始まる。
    劇場のポスターからFumikoの名前が消されていく。それを眺めることしかできないFumikoにRachel
    が声をかける。
    FumikoはDavidの待つ広場で遠くから彼を見つめる(M7 I wonder…)。
    収容所で正一はフェンスを乗り越えようとする。
    墓地でFumikoと鐵三は再会する。
    Fumikoの記憶の風景が立ち現れ、これまでの楽曲のメドレーとともにシーンがフラッシュバックして
    いく(M8 旅の終わりに)。
    Fumikoはシューズを脱ぎ、劇は幕を閉じる。

  2. 期間 2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)
    劇場
    東京芸術劇場 シアターウエスト
    出演 傳谷英里香(レプロエンタテインメント)、眞野基範、南雲秋助、高橋範行、須佐光昭、宮内咲希子、村上亮、古谷悠歩、新堂菜津子、他
    作曲 中島とくあき
    脚本 重信臣聡
    演出 土井宏晃

  3. 場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。