舞台は昭和25年(1950年)の東京近郊にある浅丘町。明治時代から続く小野花火店の隣にある中華料理店「りんどう」は、戦後初めて再開される花火大会の運営事務所となっている。そこで運営を仕切っている文山と名乗る男は、半年前、どうしても花火大会を開きたいと突然この町にやってきた。彼はいったい何者なのか。過去を語らない彼がこの町にやってきた理由とは・・・

終戦から５年、戦争で傷ついた人々が戦後初めて開かれることになった花火大会を通じて少しずつ再生していく物語。2015年に東京と富山で上演して好評を博し、2020年に再演を果たす。
笑って泣けて、最後に心がじんわり暖かくなる作品を発表し続けている日穏-bion-の代表作。

劇場：中野MOMO、下北沢「劇」小劇場、富山県民小劇場
出演者：内浦純一、岩瀬晶子、山田将之、贈人、宮内勇輝、キタキマユ、山中茂樹、たんじだいご　他
企画・脚本…岩瀬晶子　演出…たんじだいご　照明…松本 永　音響…平井隆史　 　舞台美術…吉野章弘　舞台監督…村信 保

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