螢の光

  • 螢の光
  • 螢の光
  • 螢の光
  • 螢の光
劇作家:
角ひろみ
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
5人 (男性2人、女性3人)
  1. 尼崎。北の突き当たりの市営団地。傍には水路。
    ドブのような水路にもその時期には数匹の蛍が舞う。
    6月の日暮れ。
    団地に住む平凡な妻、井上晴子が消えた。
    同日、近所のコンビニには女の強盗が入ったらしい。

    そして一週間。
    晴子の夫、勉は会社を無断欠勤し続けている。
    そこへ突然、かつて同じ団地にいた鈴子が十数年ぶりに訪れる。
    晴子との約束を果たしに来たという。
    約束の詳細は明かそうとしない。

    そこへ、思い詰めたような林の妻がやってくる。
    林の夫も先週、突如消えたという──。
    縫製の内職をしていた晴子のミシンからは、林家の窓が見える。
    林の夫の書斎に点る灯までよく見える。
    晴子のミシン机の灯も毎夜点っていた。
    そのふたつはまるで呼応1螢の光のように瞬いて──。

  2. 第4回 近松門左衛門賞 受賞作品
    <作>角ひろみ
    <演出>深津篤史(桃園会)
    <上演団体>
    兵庫県立ピッコロ劇団 第40回公演 
    尼崎市/(財)尼崎市総合文化センター/兵庫県立尼崎青少年創造劇場 共催事業
    <劇場>
    ピッコロシアター 大ホール
    <出演>
    岡田力
    木全晶子
    木村保
    杏華/道幸千紗(Wキャスト)
    亀井妙子
    <スタッフ>
    美術:池田ともゆき
    照明:吉本有輝子
    音響:Alain Nouveau
    衣裳:亀井妙子
    舞台監督:鈴木田竜二
    制作:兵庫県立ピッコロ劇団/財団法人尼崎市総合文化センター

  3. 場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。