もやしの唄
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郊外にある小さなもやし屋『泉商店』。主人の恵五郎は、6時間おきにもやしの水やりをしなければならず、寝不足でいつもうとうとしてしまう。妹の十子は結婚を控えて新生活のことで頭がいっぱい。二浪の末、大学を卒業しようという弟の一彦も、就職活動や家の手伝いをよそにふらふらしてばかり。小学一年生の一人息子を抱え働き詰めの恵五郎を、亡き妻・静子の母であるとみと、近所のラーメン屋で働く九里子がなにかと助けている。
そんな泉家に、家出青年・村松が従業員として住み込むことに。育ちがよさそうなもやしっ子の村松に、慣れないもやし作りは重労働。さらに、「鉄道唱歌」を歌いながら度々やってくる子どものような喜助の対応にも戸惑う。
そんなある日、恵五郎に再婚話が。お相手は妻の静子にそっくりで…。
1960年代中頃、高度経済成長期のただ中で、気の遠くなるような手間をかけながらもやしを作り続けた、ささやかな家族の物語。 -
劇場:恵比寿・エコー劇場
出演者:根本泰彦(恵五郎)・川本克彦(村松)・竹若拓磨(一彦)・後藤敦(喜助)・吉川亜紀子(十子)・黒川なつみ(九里子)・田辺静恵(とみ・静子・八重)
演出:保科耕一 音楽:上田亨 美術:太田創 照明:藤田隆弘 音響:岩本道雄 衣装:伊藤早苗 舞台監督:金子武男 制作:テアトル・エコー -
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