小林多喜二は同志の伊藤ふじ子と共に、言葉で社会を変えたいとプロレタリア文学旗手となる。 だが、「蟹工船」など彼の作品は検閲を受け、徐々に厳しい状態に…。 特高警察に追われながらも潜伏先を変え、身を潜めながら暮らす多喜二を心配して、多喜二の姉 ...
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昭和53年の春、受験生の藤井秀一は二人乗りしていたバイクで転倒し、その事故で同乗していた友人を失う。夏休みの初めのある日、彼は事故の時の恩人である猪原正義の家を訪れる。元高校教師の正義は、失意の秀一にとって理想の教師であるかのように思われた ...
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2001年9月11日、TVの画面に映し出された黙示録的光景は、はじめからいかにも胡散臭かった。案の定、たちまちのうちに 全世界に単純きわまりない正義の「物語」がばらまかれて、ぼくたちは望んでもいない二者択一の選択を強制された。「イエス」か「 ...
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昭和47年2月19日、連合赤軍による「あさま山荘事件」が発生する。 翌20日、中国地方最高峰の大山(だいせん)では、冬季国民体育大会の開会式が開催され、地元の高校の吹奏楽部が記念演奏をすることになっていた。地域住民の期待を集める中、ひとりの ...
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ホームレスのぜんちゃんが悪ガキに火炎瓶を投げつけられ、救急車で運ばれる。病院に次々と断られ、その運ばれている間に語った物語。小さな鯉が龍になりたいと旅に出る。 この作品は2018年2月に桐朋学園芸術短大・演劇専攻・卒業公演として俳優座劇場で ...
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秋も深まった海辺の民宿で、その民宿の経営者であった母親の友人のお通夜の仕切りを任された女が仕事と家事で忙しい二人の妹を呼び出し、ついでに二年前に亡くなった母親の思い出を語り合おうというもくろみに迷惑この上ない妹たち。しかも民宿の娘は、母親の ...
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何年後か日本は、東西に分裂して内戦状態に。その真ん中、中立地帯の山中に古い漬物工場が残っていた。今、そこで作られているのは白い「粉」。その工場を中心にだらだらとした毎日を営む人達。そこにはそこの平和な秩序が保たれていた。そこに一人の男が落下 ...
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放課後、試験の答えをあわせをしていた二人は、いつの間か別の世界に、そこでかつて事故で死んでしまったクラスメイトに会うが・・・
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中堅商社に勤める一般職のわたし(みすず)はイスラム教徒に改宗することを決意しました。日本では数少ないムスリマ(イスラム教徒)になるには周りの理解が必要のため、友人や彼氏に理解を求め毎日が続きます。会社にはイランの支社から同世代のムスリム、ナ ...
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長野県のとある村にある公民館。近隣との合併により村が二つに分かれるという問題を抱えながらも、毎年恒例のお祭りの準備をする若妻会の女たち。御神輿の飾りを作ったり、男性が舞を舞うための男性器を模した木の棒に赤い絵具を塗り直しながら、女たちの戦い ...