飯縄おろし

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劇作家:
丸尾聡
目安となる上演時間:
60~90分
目安となる上演人数:
9人 (男性7人、女性2人)
  1. 雪、やまねでほし。
    やんだら外行かねばならんし。やまねでほし。
    おらたち、なんになるんかやあ。
    10年たって、20年たって、なんになるんかやあ。
    ならねかもしんねな。なんにも。
    おらたち、いってえどこにいくんだや?

    四方を山に囲まれた、地方の小さな町。春浅い日、予餞会の準備をする卒業間近の高校生たちは、降り積もる雪に閉じ込められた。
    木造の古い校舎。薄暗い教室。なかなか火のつかない石油ストーブ。『飯縄おろし』の伝説が運ぶ怖れと希望。
    まだ何者でもない高校生たちは、漠然とした不安と理由のわからない焦燥を抱えながら、卒業したあとの自分を思い描こうとして描けない。
    しんしんと降り積もる雪、降り止まぬ雪。山の向こうをけぶらせる雪、時の足音を吸い取る雪。そして、山太郎がやってきた。

  2. 2002/10/11-13
    『飯綱おろし』
    作・演出 丸尾聡 
    オフィスプロジェクトMフレッシュマンステージ6 梅ヶ丘BOX
    出演
    加藤雄三 池田百子 岡村光 船宝利一 大芝考平 大掛俊介 小澤浩明
    金安凌平 平沼寧
    スタッフ
    舞台美術:寺岡崇 照明:札ノ辻淑江 音響:鶴岡泰三 

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