シンクロナイズド・ウォーキング

  • シンクロナイズド・ウォーキング
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劇作家:
清水弥生
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
14人 (男性6人、女性8人)
  1. 将来が期待される長距離ランナーの花は、マラソンレースのトラウマから抜け出せずあがいていた。彼女は「ミナミ」という女性との交流によって励まされ、ミナミに会うため「東京のスラム街」とささやかれる、安宿の密集する街の片隅に佇むベッドハウスを訪れる。そこにいたのは身体障害のある、車椅子に乗った女性ミナミだった。ミナミの経営する「女性のためのベッドハウス」兼、介護事業所では、介護の仕事に従事する女性たちが長期で宿泊していた。二千某年、東京オリンピック誘致に向けての記念公園がこの敷地に作られるという計画が持ち上がっている。
    花は、介護のアルバイトをしながら、このベッドハウスに滞在することになる。本作品は「障害」をテーマの中心に、誰もが抱えている、自分にとっての様々な「障害」を乗り越えたいとあがく人々の姿、「自分とは違う」もの同士の出会いとつながりのなかで乗り越えていこうとする姿を瑞々しく描き出す。

  2. 演出:小山笑子 作:清水弥生 照明:竹林功 音響:内海常葉 出演:中山マリ 川中健次郎 江口敦子 樋尾麻衣子 桐畑理佳 杉山英之 小金井篤 阿諏訪麻子 安仁屋美峰 秋葉ヨリエ 伊勢谷能宣 西川大輔 吉成淳一 成瀬美子
    芸術監督:坂手洋二

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