聖地
-
近未来。安楽死法が施行された日本では、老人は延命医療よりも「最適な死」「りっぱな最期」をのぞむように求められていた。エコロジーという名の下に排除され、それぞれの場所で追いつめられていく老人たち――。
そんな時、ある老人ホームでかつてのアイドル歌手の死亡が報じられると同時に、その死には不審な点が多いことがわかった。元ファンクラブのメンバーたちは彼女の入所していた老人ホームに乗り込み、謝罪を要求するにとどまらず、こんなことを宣言する。
「私たちはここを乗っ取ることを宣言する。今からここは『聖地』となる」
この声明をきっかけに、全国から行き場をなくした老人たちが『聖地』に集まってくる。
『聖地』は完成するのだろうか?
そして、ここは一体誰にとっての『聖地』なのか? -
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
<出演>さいたまゴールド・シアター
<スタッフ>
作:松井 周
演出:蜷川幸雄
演出補:井上尊晶
美術:安津満美子
照明:岩品武顕
衣裳:紅林美帆
音響:金子伸也
振付:広崎うらん
音楽:かみむら周平
音楽監修・歌唱指導:池上知嘉子
演出助手:大河内直子、藤田俊太郎
舞台監督:山田潤一
主催・企画・製作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団] -
場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。