繭文~放蕩ノ吊ラレ作家~
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2011年に活動停止した、劇団『黒色綺譚カナリア派』第6回公演。
あらすじ。あるべき姿でいられなくなった家族が、世間的に許されるであろう姿を演じている。次男がそれを観察し、つける日記は家族の食い扶持。この家族は果たして、かつて望んでいたお雛様のひな壇上のようなあるべき位置へと戻るのだがしかし。誇張された物語は現実に侵食しきっている。
2007年当時に流行していたブログ文化(や、その後のSNS)で起こる自己認識の歪みを皮肉った悲喜劇。この芝居こそが肥大した自意識の寓話である。 -
劇場:ザムザ阿佐谷
出演者:山下恵、吉川博史、斎藤けあき、芝原弘、牛水里美、升ノゾミ、赤澤ムック(以上、黒色綺譚カナリア派)、眞藤ヒロシ、町田彦衞、間野健介、佐々木幸子、池田遼
作・演出:赤澤ムック 舞台監督:村岡晋 美術:吉野章弘 照明:奥田賢太 音響:筧良太 衣装:西荻カナリア工房 制作:黒色綺譚カナリア派/小久保加織 -
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