丈夫な教室

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劇作家:
小原延之
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
14人 (男性5人、女性9人)
  1. 夜の教室。集まった三人の同級生たち。彼女たちは、自分たちが書いた落書きが二十数年の時を経て、再び子どもたちの机に刻まれているという噂を確かめるためにやってきたのだ。
    「ハサミ男がやって来る」――それは忌まわしい過去、すなわち、彼女たち自身の傷跡だった。
    ハサミ男の存在など、とうに忘れ去られたこの教室で、新しいはずの机にどうしてこの落書きがあるのか? 
    かつてその男に傷つけられた彼女たちは、いかにして自らの心の傷や、決して消え去ることのない影と闘っていくのか? 彼女たちの求めた、誰にも汚されない、何者にも脅かされない「丈夫な教室」とは? 傷つきながらも前向きに生きることを懸命に模索する、三人の女性と同級生たちの物語。
    ※※※※
    本作は「劇団そとばこまち」が2004年にアイホールで初演。その後2005年2月に精華小劇場オープニング企画のひとつとして再演。そして2021年1月にアイホール・現代演劇レトロスペクティヴ」として上演しました。

  2. 初演/兵庫県伊丹市立演劇ホール・アイホール(2004)

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