1992年初演。同じ間取りのワンルームマンションが舞台。其々が独立した短編。
第一話　退職したタカコ。後輩の〆田と部屋に。タカコは退職を独立の為と話すが、実は職場での人間関係。隠すタカコの前で〆田は突然会社に辞職の電話をする。現代で云うコミュ障。第二話　新婚旅行から戻り自室と会話する睦子。バスルームから妹の冴子。驚く睦子に成田で別れた理由を問う。よく分からない。責める冴子も夫への不満から飛び出して来ていた。第三話　呼び鈴の連打。飛び起きる若い男。昨夜の記憶がない。呼び鈴はサラリーマン風の男。女を殴った責任を取れと迫る。若い男が記憶を辿るとある事件が……
第四話　深夜。走り込む男。抱えた袋からセーラー服を出す。スカートをはこうとした所で友人が来訪。何とか隠す。言いがかりのように彼女の浮気、なつかない犬の話を繰り返す友人は男の女装と窃盗癖を知っていた。出ていけと迫る男に自分を刺せと強要する。

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本作品は四話のオムニバス形式となっておりますが、一話、あるいは数話の上演も可能です。

劇場:劇団キンダースペースアトリエ　出演:和井田優　はだひろし　村信保　岩戸堅一　今井善康　瀬田ひろ美　小笠原すゞめ　菅野藤栄　中沢弘子　作・演出: 原田一樹　美術:松野潤　照明:森田三郎　音響:篠原明夫　イラスト:RUMIKO　スチール:堤健太郎　協力:スマイル企画　北陽子　古川谷香　制作:吉浪洋一

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