椅子は椅子
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私は体重が重いのですが、ある日ある時ある椅子に座ったら、椅子が、キィッ、と泣きました。それを聞いた時に、頭に浮かんだイメージを戯曲にしたものです。
椅子が大切な人に見える、椅子が椅子にしか見えない、そんな人達が織りなす、不条理悲喜劇です。
身構えずに気楽に読んでいただければと思います。少し読んで、合わないな、と思ったらそのまま閉じてください。無理をして書いた本ですが、無理して読む本じゃありません。そんな本です。
登場人物の「その他」は四人としましたが、オープニングの「誰か」は好きな人数でイメージ・演出されてなんら問題はありません。(または、本編の人物が兼役することも)重要なのは、そこに何者かがうごめいているのだ、ということです。そういう意味では、とてつもない存在感を持った俳優が、ひとりで演じ切るのも面白いかもしれません。 -
天王寺のステージプラスという小さな小屋でやりました。
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