民衆が敵

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劇作家:
古城十忍
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
16人以上 (男性8人、女性9人)
  1. ・あらすじ
    男は「ある反政府集会」で中心的役割を担っている人物が自分の娘の恋人であることを知り、大いに戸惑いながらも、その恋人の日々の行動確認(行確=コウカク)を開始する。
    高校教師を務めるその娘は、思いもかけないことで見知らぬ人々からSNSによる誹謗中傷を受け、個人情報までもがネット上にさらされてしまう。
    「本当は何者なのか」。どうしてもその正体をつかまなければならない。男の行確は続く。そんなある日、男は自分自身が見知らぬ何者かに行確を受けていることに気がつく……。
    そして娘は、悲嘆に暮れ、怒りを覚えながらもその火消しに躍起になって仕事が手につかなくなるなか、誹謗中傷の発端が意外な人物であったことを突き止める……。

    ・作品の梗概
    匿名の人々によるSNSを介しての誹謗中傷が増長する現代において、この匿名の攻撃者たちにどう対処すればよいのか。一方、政府の内閣情報調査室(内調)では政府の政策に反対する集会やデモに匿名で参加する個人を「反政府勢力」と見なして特定する動きが活発になっていると聞く。約1年半ぶりの古城十忍の書き下ろし新作は、この二つの事象を交錯させながら、「個人と社会の関わり方」の歪んだ現実を描いていく。何が人々を誹謗中傷へと駆り立てるのか。政府がデモや集会に至るまで個人を特定したがるのはなぜなのか。その根底に巣くうものの正体を浮かびあがらせる。

    ・作品に関わる情報
    文化庁「アートキャラバン事業(大規模公演型)」助成、公益社団法人日本劇団協議会のアートキャラバン事業「現代演劇キャラバン『全国の人に演劇を!多くの人に感動を!』」参加作品。7会場7回の地方公演を実施。一方で公演のライブ配信を行い、東京公演だけでなく多くの観客に観ていただく公演となった。

  2. 初演劇場:ザ・ポケット
    上演日時:2022年5月5日(木)~15日(日)
    上演回数:12回
    出演:奥村洋治、関谷美香子、池永英介、北澤小枝子、長田典之、東史子、米澤剛志、
    綾城愛里奈、松戸デイモン、原田佳世子、増田和、小山広寿、金原直史(13名)
    主なスタッフ:作・演出/古城十忍 美術/礒田ヒロシ、照明/磯野眞也、音響/黒澤靖博、衣裳/友好まり子、舞台監督/尾崎裕、制作/藤川けい子

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