東京から南へ数百キロ。伊豆諸島最南端の有人島、蓬莱島の海辺の民宿に、とある女子高等学校の演劇部員たちが旅行に来ている。二年生の美波の祖母が最近まで経営していた民宿で、卒業旅行として彼女が慕っている三年生たちを連れて来たらしい。ところが、他の二年生も大勢ついて来てしまい、美波にとってはそれが不満のようだ。
　そんな演劇部の旅行も明日が最終日。最後の夜は、みんなでバーベキューということで、二年生を中心に早くから準備をはじめることに。そんな中、三年生の織江は、同じく三年生の環希にイヤリングをプレゼントする。どうやら卒業後、二人は離れた場所で暮らすことになっているらしい。残り僅かな時間を過ごす彼女たち。ところが二人のスマートフォンから無気味な警報音が鳴り響く。

「私たちの時間は明日、終わるはずだった」

　核戦争により、孤島に取り残された彼女たちの群像劇。

近畿大学 文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻
32期 演劇創作演習1B.2A.2B　実習公演

2023.1.6(Fri)~1.8(Sun)
会場：近畿大学 Eキャンパス D館3階 ホール

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