毎晩子どもが土を掘っている夢を見るさと子。夢を見る度に不安が大きくなる。その不安を解き明かそうと、家政婦たちはさと子を故郷への船旅に誘う。しかし、老いの現実を拒絶したさと子は、空を仰いだまま立ち止まる。そして、突然逃げるように駆け出す。 ...
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1974年女性6人で結成。現在は創立メンバー、天光眞弓、芹川藍、葛西佐紀を含めた8名。設立当初、劇作、演出を役者全員で行う創作方法で、作・演出のペンネームは「市堂令」=一同礼!。この創作方法は「青い鳥方式」と呼ばれることとなった。1993年以降は公演ごとに創作スタイルを変えてきた。演出は芹川藍を主流、劇作は作品ごとにそれぞれが手がける。作品は、青い鳥独特の世界観に裏付けされたもので、日常のどこにもありそうな生活から、宇宙的な空間を感じさせる世界まで広がる。
「スモールワールドシリーズ」(2010年〜)では、役者の息づかいが感じられ、客席と舞台が肉薄する空間で行っている。2015年からは「ショートショートシアター」として『普通の人々』『普通の生活』」を上演。普通の人々の日常に起きる予期せぬ出来事の断片を切り取っている。オリジナル作品は約60本。
1986年紀伊國屋演劇賞。1992年東京ジャーナル演劇部門賞。