言祝ぎ
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2012年北海道舞台塾シアターラボにて、畑澤聖悟氏（渡辺源四郎商店）をドラマドクターに制作された作品。プレ公演ののちの本公演を経て、好評につき、2014年札幌演劇シーズンで１７ステージの再演。その後、時間堂（東京）のレパートリーシアターに採用された。
本作には同性愛者の結婚についての描写が出てくるが、2011年の執筆当時、当事者への聞き取りを行った上で書かれたものである。また、「オカマ」という言葉であるとか、いわゆる「オネエ言葉」といった言葉が多用されるが、こちらについても当事者への聞き取り、話し合いから、ゲイの中にも様々なアイデンティティがあり、その複雑さはもちろんのこと、家族内における親しみ、人間関係など、本作の人物造形においてそういった言葉を使うことは問題ないという判断を行なっている。偏見に基づくものでは決してないことを明記しておく。
あらすじ：元日。実家に一人で暮らす長女・美香子のもとに、お正月を祝おうとバツイチの次女・愛子、ゲイの長男・英一が訪ねて来る。20年前の元日、雑煮のもちを喉に詰まらせる事故で父親を亡くしてから、美香子は雑煮を作った自分を責め続け、新しい年を祝うことが出来ないでいる。愛子は理想の家族を創ることを夢見ているが.. -
会場・生活支援型文化施設コンカリーニョ
出演・田中佐保子、大高一郎、菜摘
ドラマドクター・畑澤聖悟（渡辺源四郎商店） -
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