一人と千三百人
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造船所の職工1300名が、賃金増、購買組合改善、治療所の所長排斥を訴え、ストライキを行っている。スト6日目、会社の態度は強硬であり、労働者の間にはストライキを裏切ろうとする心が生まれている。 ストライキを指導している山本は、交渉に勝つための最後の手段があると群衆に訴えるが、それを聞いていた労働者のひとり布川は、群衆が去った後、山本に最後の手段とは殺害のことだろうと言い寄る。
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1919年5月『創作 労働問題』(海外植民学校出版部)
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