新作能「草薙神剣」
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天武天皇が国史の編纂の要をお尋ねになると、皇子たちは天皇の御印である三種の神器「草薙神剣」の謂れを申し上げた。すると、天皇の御前には、神剣に纏わるイマジネーションの世界が広がった。まずは神代に遡り、剣の発現シーンで大蛇が舞い、選ばれし人間であるヤマトタケルの東征で、神剣は神力を発揮した。そこでは自然の驚異の象徴である火神と水神が仕掛けた罠を退けて、尾張に帰還した神剣は、ミヤズヒメの元に残された。
神剣が現世に現れてから国の安寧の象徴として熱田の宮に祀られるまでの各地の伝承をひもとき、神・自然・人の営みと古代の国づくりを詞章に載せて、わが国で約650年受けつがれた「能」の型・節・囃子と美しい装束・面が、能舞台を彩ります。
「日本書紀」「古事記」を基に、出雲~大和~尾張~三河~駿河~相模~下総~常陸~武蔵~甲斐~信濃~尾張(熱田)の伝承地61ヵ所を訪ねた作者の取材記録から、日本を代表する航空測量会社の有志が打点し、芸大の学生がイラストを入れた【「草薙神剣」~伝承の旅MAP~】を見ながらという、今までに無い鑑賞スタイルを追求。発現・発揮・祭祀の三部仕立てで、火神と水神(狂言師)が語るアイ狂言も充実。 -
能楽師/シテ:八岐大蛇(柏山聡子)、ヤマトタケル・ミヤズヒメ(衣斐 愛)
オトタチバナヒメ(千田奈桜子:子方)
ワキ:天武天皇(飯富雅介)、皇子(橋本 宰・椙元正樹)
アイ:火神(井上松次郎)、水神(鹿島俊裕)
笛:竹市 学、 小鼓:船戸昭弘、大鼓:河村眞之介、太鼓:加藤洋輝
後見:衣斐正宜、和久荘太郎
地謡:東川尚史、内藤飛能、金森良充、平田正文、石森智幸、中村成利 -
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