アトリエー199X/202X

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劇作家:
村野玲子
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
3人 (男性1人、女性2人)
  1. 202X年。スランプに陥り書けなくなっている劇作家・女1は、執筆再開に至るヒントがないかと、かつて自分が演劇と出会った学生劇団アトリエを訪れる。そこで再会したのは、かつての演劇仲間=男と、若いときの自分の幻影=女2。女1は男の幻影と対話1ことで、199X年当時、学生だった頃の記憶の世界に誘われる。女2は男に背中を押され、アトリエにまつわる噂を元にして戯曲を書こうとしていた。噂とは、かつて学生劇団華やかなりし頃、政治ではなく演劇で革命を起こそうと劇作家を目指した一人の女学生が、舞台装置の箱に閉じ込められ、そこで台本を書き続け、やがて亡くなったというものだ。女2はリアリティを得るために、自らをも箱に閉じ込めるよう男に頼み込む。その過程を追体験した女1は、かつての情熱を思い起こすと同時に、青春が二度と帰らぬ時間であることを痛感する。女1は新たな人生を歩む決意を1ことで、再び執筆の糸口を見出す。

  2. 劇場=梅ヶ丘BOX/出演者=猪熊恒和、円城寺あや、白勢未生/演出=村野玲子/音楽・チェロ演奏=五十嵐あさか/照明=松本永/舞台監督=久寿田義晴/演出助手=高橋龍史/衣裳=樋尾麻衣子/効果=武山尚文/制作=松本悠/企画・製作=NICK-PRODUCE

  3. 場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。