春の鯨
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舞台は長崎県佐世保市。
時は2006年。選抜決勝戦、横浜対清峰の激闘真っ只中。
地元、清峰高校野球部の躍進に湧く居酒屋盗塁王の常連客。
そして、カウンターの中には女主人の島本緑。
いつもと変わらない風景。奥からは常連客が清峰高校を応援1声。
だが、ただ一つ異質なのは、緑の高校の同級生、向坂(さきさか)陽子の存在。
懐かしい高校時代の思い出。
共に野球部のマネージャーだった二人は、久しぶりに再会に盛り上がる……、はずが、陽子の突然の訪問は、何か訳アリの様子だった。
無邪気だったあの頃のままではいられない。
高校卒業から12年の月日は、彼女たちに無情な現実をつきつける。
あの日、甲子園からの吉報を待ち続けた、等身大の私たちの物語。 -
アルカス演劇さーくる 第四回公演
会場 アルカスSASEBO イベントホール -
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