白波の食卓

  • 白波の食卓
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劇作家:
森馨由
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
11人 (男性4人、女性7人)
  1. 舞台は長崎県佐世保市鹿子前町。
    海に囲まれた静かな町に、ひっそりと暮らす阿部祥子。
    彼女は毎日、海を見つめている。五年前に弟を飲み込んだ海を…。
    白波は、彼女の心に繰り返し繰り返し打ち寄せる。
    その波に足を取られ、彼女はその場を動けない。
    そんな時、東京に出たきりだった妹の基子が、友人の美咲を連れて帰って来る。
    五年前の傷に土足で入り込む美咲。姉の時間を動かそうと奮闘1基子。
    静かだった祥子の生活は一変した。
    だが、その乱暴なまでのお節介に導かれて、祥子は気付く。
    海に囚われているのが、自分だけではないということに。
    この家は寂しそう。こんな綺麗なところなのに、
    …どうしようもないぐらい、寂しそう。
    あの日、彼を飲み込んだ海は、今日もまた乱反射を繰り返している。

  2. 第二回 福岡演劇フェスティバル参加作品
    会場:西鉄ホール

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