留鳥の根

  • 留鳥の根
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劇作家:
稲田真理
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
5人 (男性3人、女性2人)
  1. 都会へ出るには、いくつもの山を越えて行かなければならない、養殖業が盛んな町。
    交番に勤める巡査・錦戸は、町民の為に何ができるか何ができないのか、無力感にさいなまれながら日々悩んでいる。
    深夜の交番に、両手に脱いだ靴を持ち、女・ユカリが飛び込んでくる。入水自殺を試みたらしいユカリに、錦戸は猥談で励まそうとする。その行為はなぜかユカリを傷つけ、ユカリは帰っていく。
    夫婦がいる茶の間。経営している養殖のハマチが高値で売れず、生活資金に困窮している。資金援助も断られ、忍び寄る不安を感じる夫婦。
    町議会議員の赤松が、堆肥袋を持ちゴミ拾いをしている。赤松は町の人の役に立つことが誇りだと考え、活き活きした議員活動を行っている。
    町議会議員にもてあそばれる女。養殖業がうまくいかず貧困にあえぐ夫婦。熱心な選挙活動をしながらも偽善的な町議会議員。
    自己確認と応えてもらえない矛盾が悲劇を生み、一方で日々の生活は進んでいく。

  2. ○作:稲田真理(伏兵コード)
    ○演出:赤星正徳(sunday)
    ○出演:豊田真吾(デス電所)/千田訓子(リリパットアーミーⅡ)
    入谷啓介(MASTER:D)/魔人ハンターミツルギ(超人予備校)/稲田真理
    ○舞台監督:武吉浩二(CQ)
    ○照明:大塚雅史(DASH COMPANY)
    ○音響:竹下祐貴
    ○宣伝美術:赤星マサノリ(sunday)

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