綺羅の鼓

  • 綺羅の鼓
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劇作家:
岡山晴彦
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
12人 (男性3人、女性4人、その他5人)
  1. 詩劇作品、西日本新聞で紹介。古事記・日本書紀・風土記の「巨木・枯野船説話」、能の「綾の鼓」書紀の「磐井の乱」を参考。一場大樹の精の枯野姫と筑紫国造の磐井が出会う。後場九州の孤児院で戦で片腕を失った公彦と空襲で記憶を失った冬乃が出会う。二場千年の命で魂を得た枯野と磐井は結ばれるが、枯野はやんごとない方に召され、変化の綺羅の鼓で操られる。後場公彦の戦の痛手と冬乃に焦土の予感。三場磐井と枯野が再会、磐井は前記の方との戦に敗退、息葛子の進言を斥け、己の首を献じ和睦し筑紫を守れと告げる。枯野は大樹で作った船を焼き琴を作りいのちの歌を願い、霊泉を汲み磐井と大樹の洞に消える。後場空襲で公彦は冬乃の予言で孤児たちを大樹の陰に隠し助ける。黒い影の冬乃と出会い、怒り奉安殿を破壊する。冬乃が現れ枯野姫となり、五十の星霜経て再会を伝える。四場年経た僧衣の公彦は、海の精の祝ぎ言に送られ、冬乃と大樹の洞に消えてゆく。

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