お正月
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明治初期。元武士家系であった鈴木家に長男の万太郎と千次郎という兄弟があった。兄が育子という妻をもらうのだが、料理がとにかく不味い。初めての正月にお節料理を出してくるのだが、好物の高野豆腐も喉を通らない程に不味かった。しかし万太郎は「美味い…」とつい言ってしまう。ここから鈴木家の料理は下降の一途を辿るのである。
その後、大正、昭和、平成と紡いでいく鈴木家の歴史を、元旦の会話だけで構成した作品。 -
扇町ミュージアムスクエア、ザ・スズナリで初演。
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