明治初期。元武士家系であった鈴木家に長男の万太郎と千次郎という兄弟があった。兄が育子という妻をもらうのだが、料理がとにかく不味い。初めての正月にお節料理を出してくるのだが、好物の高野豆腐も喉を通らない程に不味かった。しかし万太郎は「美味い… ...
わかぎゑふ
- 主な活動地域:
- 大阪府
関西小劇場の劇団リリパットアーミーⅡ二代目座長。大阪弁の人情喜劇、明治以降の近代日本の庶民劇に定評がある。日本劇作家協会、日本演出者協会、日本ペンクラブに所属。
古典への造詣の深さも有名で、歌舞伎「たのきゅう」「色気噺お伊勢帰り」新作狂言「わちゃわちゃ」「おうみのおかげ」などの作・衣裳・出演も担当。大劇場から小劇場まで縦横無尽に演出できる数少ない女性演出家のひとり。
2017年、古典芸能とのコラボレーション企画「わ芝居」を立ち上げ第一回公演「カラサワギ」を上演。同時に同じストーリーで2本の落語も書き下ろし大阪文化祭奨励賞を獲得。
2020年、歌舞伎の中村鴈治郎と「亥々会」を立ち上げ、新作狂言「棒しばり×棒しばり」(作、演出わかぎゑふ。出演 中村鴈治郎、茂山逸平)を披露。日本で一番早いコロナ明けの新作上演となり、2021年1月1日にはNHK「にっぽんの芸能」で再演が放送された。