悪左府
-
国立劇場歌舞伎台本募集への応募作として執筆した新作歌舞伎「藤散女男悪左府(ふじちらすめおのあくさふ)」を再構成したものの改訂版です。4幕4場で、国立劇場や歌舞伎座などの花道を有する劇場での上演を想定しています。「悪左府」と呼ばれる平安の藤原家最後の傑物、藤原頼長はその抜きんでた能力に加えて、激しい気性と両性を共に好む性的嗜好でも知られる謎に満ちた人物です。また、父親である忠実の頼長に対する態度を含めて、現代人にとっては腑に落ちないことばかりです。頼長はどうしてこういう人物として後伝されているのか、忠実がどうしてこういう行動を取ったのかを、頼長が実は男女の双子であり、忠実が平将門の娘の怨念に憑りつかれていたとして描いたフィクションです。
-
ありません
-
場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。