紛れて誰を言え
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長野県のとある村にある公民館。近隣との合併により村が二つに分かれるという問題を抱えながらも、毎年恒例のお祭りの準備をする若妻会の女たち。御神輿の飾りを作ったり、男性が舞を舞うための男性器を模した木の棒に赤い絵具を塗り直しながら、女たちの戦いは静かに始まる。認知症の親を抱えた妻、シングルマザーとして子を生む女、その子の父親が自分の夫ではないかと疑う妻、彼女たちは激しい言葉を用いて相手を攻撃する。村が分かれるという大きな問題で男たちが戦う中、女たちの戦争は日常にあった。
初演は2002年、青年団若手自主企画として高い評価を得た。2004年の再演では、東京、松本、弘前にて上演し、前作を超える完成度は各地で髙山植物園の認知度をあげた。 -
2002年7月に初演。こまばアゴラ劇場にて。
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