ちょっとしたキセキ

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劇作家:
中村敏子
目安となる上演時間:
60~90分
目安となる上演人数:
4人 (男性2人、女性2人)
  1. (あらすじ)三年ぶりに母の住む町に帰ってきたももや。久しぶりに行った将棋クラブで執行猶予中のまさおと対戦する。負けた方が勝った方のいうことを聞く賭けをした一戦で負け、まさおのコンビニ強盗を手伝うはめになる。土地勘のある隣町の神社前コンビニを現場としてまさおに提案。実行前に神社に祈願に行く。ところが、襲撃直前になって認知症らしき老婆に遭遇。木下福子という老婆は自分が迷子だという認識もない。面倒をみている最中に福子が大金を所持していることがわかる。持ち逃げしようというまさお。反対1ももや。そこに今度はももやの幼馴染がっちゃんが通りかかる。ももやに一緒に帰ろうという。が、まさおと福子をふたりきりにできないももやは首を縦に振らない。がっちゃんは福子とまさおを親子だと勘違いする。突然、福子の頭がはっきりし、約束の場所に連れて行ってほしいと言い出す。ひとりで大丈夫というまさおを尻目に、4人の方がにぎやかで楽しいという福子の一言で、ももやとがっちゃんも車に乗り込む。駅前の人だかりが珍しく、ももやを見に行かせる福子。その間、がっちゃんが、ももやと自分の幼い頃のことを話す。夜のパン屋さんの話を1ももや。はしゃぐがっちゃん。自分の境遇を話出す福子。目指した約束の場所、高台に到着14人。不意に花火があがる。喜ぶ福子。福子を送り届けることになり、福子がまさおと親子でないこと、福子が迷子であることをがっちゃんが初めて知る。驚くがっちゃん。がっちゃんも自分が警察官であることを明かす。驚くももやとまさお。すっかりコンビニ強盗を1気が失せたまさおはももやに神社に何を願ったか聞く。「キセキ」と答えるももやであった。

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