エレベーター

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劇作家:
黒羽英二
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
4人 (男性3人)
  1. 1人の(多分)若い男が迷い込んだ(あるいは暮らしていた)ビルの中の生活は仕事・食事・娯楽・休息・等すべてが細分化され、機械化され、息がつまる現実が残されているばかりである。この現実から脱出しようと男がさ迷い歩いて倒れ込んだところがエレベーターの中だった。
    エレベーターの昇降操作を担当している女性とそのビルからの脱出を試みてビルの中の生活を批判し続ける男との会話、動作は水と油で、交わるところがゼロの関係が狭いエレベーター内の言葉のぶつかりで証明され、地下33階の先の階数のない謎の地下へ飛び出した男を待っていたものは想像を超えた破壊の世界だった。死の直前、叩き返されて来た男の「あきらめちゃいけない」の言葉を最後に息を引き取る男の死骸を2人の死体運搬人がトランプ占いの言葉を練習しながら担架で男を運び去り(開幕の時と同じように)、エレベーターガールは機械的に「~階へ参ります」と繰り返して幕となる。

  2. 1968年(昭和43年)東海大相模高校演劇部初演、神奈川県代表として習1969年札幌の全国大会へ出場・上位3校に入る。

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