人類館

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劇作家:
知念正真
目安となる上演時間:
90~120分
目安となる上演人数:
3人 (男性2人、女性1人)
  1. 1903年大阪万博で起こった学術「人類館」事件をモチーフに、沖縄近現代史が描かれている。しかし、歴史の流れをそのまま反映したのではなく、時間と空間が交錯する中で、沖縄戦やベトナム戦、そして復帰運動など沖縄を取り巻く出来事がダイナミックに描かれている。反植民地主義・反戦劇。戯曲「人類館」は、二つの構造を持っている。人類館を起点として、そこでまき起る、もしくはまき返される幻想(回想)シーンの、恣意的、無差別的濫乱と、「人類館」という名の精神病院の中で展開する、医者と患者のリハビリテーション(社会復帰訓練)としてのお芝居ごっこである。この両者を、同時並行的に推し進めることによって、沖縄の近(現)代史の暗部が浮きぼりにされ、それらは、やがて一つの接点を見つけ出す。

  2. 劇場 中頭教育会館ホール(沖縄)
    出演者
    調教師ふうな男 内間安男
    陳列された男 大城将俊
    陳列された女 今秀子
    演出
    ちねんせいしん(知念正真)

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