身毒丸
-
身毒丸は幼い頃に母を亡くし、母を恋しがっていた。
父親は母を売る店で撫子という女を買い、母として家に迎え入れる。だが身毒丸は、撫子を母として認めない。
身毒丸には反抗的な態度をとられ、夫からは「女」としてではなく「母」としか見てもらえず、苦しみ続けて半年後、撫子は受け入れてくれない身毒丸を折檻する。
家を飛び出した身毒丸はある仮面売りと出会い、彼の持っている穴を使い、亡き母に会うために地下の世界へと向かうのだが、そこで出会った母は撫子だった。
いつしか惹かれ合っていた2人。その2年後、身毒丸の視線に心がかき乱されることを怖れた撫子は、身毒丸の眼を潰してしまい、身毒丸は行方不明となる。
家には父と撫子と義理の弟と平穏な時が訪れる。が、やがて戻って来た身毒丸により、義理の弟は殺され、父は狂い、家は崩壊。
家から解放された身毒丸と撫子はやっと男と女として認め合うのだった。 -
劇場/彩の国さいたま芸術劇場大ホール、演出/蜷川幸雄、音楽/宮川彬良、
出演/藤原竜也、白石加代子、蘭妖子、他 -
著作権者が許可をしている利用目的については、上記の《お見積りボタン》からお見積り金額をシミュレーション後、続けて上演申請を行うことが出来ます。
お見積りが出来ない場合は、以下のお問い合わせフォームから、著作権者の方へ、直接ご連絡をお願いします。
または
場合に応じて著作権者への紹介などを行いますので、以下のお問い合わせフォームに作品名を明記の上ご連絡ください。