3℃の飯より君が好き

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劇作家:
鈴木アツト
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
2人 (男性1人、女性1人)
  1. 【あらすじ】とある海が近くにある田舎の町。この町に東京から引っ越してきた、新婚の夫婦が主人公。二人は、結婚してすぐにここに住居を構え、今、二年二ヶ月が過ぎたところである。男(夫)は警備員のアルバイトをしていて夜勤が多い。仕事以外の時間は、詩を書いている。女(妻)は社員二名の会社だが正社員として日中に働いている。二人の間に、まだ子どもはいない。

    ある日の夕方、仕事から帰ってきた女は、腹部に寒気を覚える。男は、その異変に気付き、女のほうへ近づくと、女のお腹が突然、膨らみ始める。その膨らんだお腹は、ひんやり冷たく、重たい。女はお腹に「氷がいる」と言い出し、男は「それは、赤ちゃん、じゃないか?」と尋ねる。女は「こんなに硬くて、冷たいものが、赤ちゃんなはずがない」と言い張る。二人の主張がぶつかり合う中で、女のお腹は異常なまでに冷えていくのだが、、、

    2020年、第7回せんだい短編戯曲賞最終候補作

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