ミルク
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東京の古いアーケード商店街でお好み屋を営む木戸荘司は前妻の春江に捨てられて以来、彼の二人の子供である涼平と陽向を男手一つで育て上げた。涼平は高校では演劇部員として戯曲を書いているが、実の母春江との失われた時間へのこだわりから、スランプ状態に陥っている。そんな中、時折お好み焼き屋に顔を出すようになった那津は荘司の恋人だった。荘司と那津の再婚を受け入れられずにいる涼平だが……。宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』に導かれるようにして、それぞれの登場人物が忘れていた輝きを見つけてゆく群像劇。
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場所/神奈川県 桜美林大学・プルヌスホール
団体/東京都立町田高等学校 -
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