卒業
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廃校記念式典の前日、小学校の同級生が10年ぶりに集まったのは溜まり場だった図書室。懐かしさで盛り上がる一堂だがどこかぎこちない。10年前の卒業式の夕方、彼らは旧校舎に探検に出かけ、佐々木啓太が踏み外した床板によって、クラスメイト倉本章子は両目を失明したのだ。事故をきっかけに疎遠になってしまった幼馴染が全員揃ったのは卒業後初めてのことだった。
事故のこと、章子の目のことに触れまいとギクシャクしながらも、昔話をきっかけにかつての仲の良かった雰囲気を少しずつ取り戻しはじめるクラスメイトたち。その時、章子は小学生の時に人気だったファンタジー小説を朗読して欲しいと願う。だが、その絵本にはモンスターが目を潰されるシーンがあるのだ。朗読すべきかどうか、章子を除くクラスメイトたちは口論を始める、再びギクシャクし始めるクラスメイトたち。そんな中、かつての事故の裏側にあった意外な事実が明らかになっていき。。 -
2008年9月18日(木)~28日(日) 下北沢「劇」小劇場
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