人類は今、滅亡しようとしている。
巨大隕石の衝突によって、まもなく消滅すると予測された地球の、日本の片隅で、自我を保った高校生たちは、残された少ない時間、自分なりの生を謳歌していた。
最期の日を目前に秘めた思いを告げ、その返事を待っている者。想いを胸に秘めたまま、最期まで友人として好きな人の隣に立つことを選んだ者。残された短い時間を出来るだけ楽しく過ごそうと努める者、最期にやり残したことに着手する者。
死を目前にして、若い欲望と向き合っていく高校生たち。
それぞれが隣にいる者と支え合いながら、迫りくる運命に立ち向かっていく。

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