女声合唱によるシアター・ピース『やっこらさのさ、トンカ・ジョン』~北原白秋と三人の妻~
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女声合唱団「はるか」により委嘱初演された、女声合唱のためのシアター・ピース。
歌われる歌詞は全て白秋の詩から。作曲は寺嶋陸也。カワイ出版にて_「トンカ・ジョン」女声合唱のための_として楽譜が出版されている。
女性に翻弄された白秋の生涯を女声によって歌うという構成。女声合唱の合間に、幼少時代の白秋=トンカ・ジョン(柳川の方言で長男の意)と後に大詩人となった北原白秋との対話が挿入され、白秋の人生のエピソードやその心情が表されていく。
再演の際には、女声合唱の合間に一人の俳優により白秋の独白を挿入する形を採った。なお、合唱曲はシアター形式を採らなくとも、曲単独でも演奏できることを最初から想定して創作している。
ここに掲載するのは、初演時にシアター形式で上演されたもの。トンカ・ジョンを演じた田中利佳による方言を採用してまとめている。 -
【初演情報】
2013年9月23日
川口総合文化センターリリア音楽ホール
『 はるか 』第六回演奏会にて
指 揮・藤井 宏樹
ピアノ・寺嶋 陸也
合 唱・はるか
北原 白秋 =池上 リョヲマ
トンカ・ジョン=田中 利佳
一人目の妻俊子=荻原 美城(はるか団員)
二人目の妻章子=庄司 紀子(はるか団員)
三人目の妻菊子=岡野 貴子(はるか団員)
白秋の母シケ=渡辺 満奈津(はるか団員)
演出・しま まなぶ
照明・林 高士 -
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