FLOAT

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劇作家:
瀧本雄一
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
16人以上 (男性5人、女性7人、その他5人)
  1. 頭の中に流れるトランペットの音にびっくりして目を覚ましたマーコは、自らが水に【浮いた】畳の上にいる事に気づく。なぜそうなったのか、マーコは記憶の水に潜ってみることにする。
     一年前、マーコは転校してきた。マーコは自身の特性である【アスペルガー症候群】を隠して、心の分身【フィジカルおにいさん】と【トランペっこ】と共に【普通】に解け込もうとするが、同級生のタチバナにそれをばらされてしまう。そんなマーコを救ったのは自身も【浮いている】という【ナガオさん】だった。二人は息苦しい【普通】の世界に馴染み、【浮かない】ようにクラスに潜る事にする。様々な出会いや学びの中で人の中に光を信じるようになっていくマーコ。だが、コロナによって世界の価値観は一変する。傷つき、入水自殺を謀ろうとするナガオ。その会話の中で、マーコは再び人を信じる事を選択する。手を伸ばした先の光に、全ての人々の手がある事を信じて。

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