宮さんのくんち
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仕事では先が見え、子育ても終わった四十九歳サラリーマンの宮崎は、最近残りの人生を考えた時、ふっと、自分にとって幸せに生きるってなんだろうと疑問を持つようになった。そのことで妻の節子ともうまくいっていない。そんな時、日本三大祭りの一つ「長崎くんち」で、今年踊りを奉納する鯉川町の川船の根曳きに選ばれる。齢をとっていることで、根曳きは無理だと反対する声もある中、頑張る宮さん。そんな仲間たちにもいろんな事情があった。それでも、「くんち」成功に向けて頑張る仲間たちは徐々に一つになっていく。練習も終盤になり、演技もうまくいくようになった、そんな矢先に宮さんが怪我をしてしまう。怪我をした宮さんの代わりを捜す仲間たち。病院から帰ってきた宮さんはみんなに迷惑かけたくないと参加を諦めようとするが、その時、突然、妻の節子が宮さんに問いかけた言葉とは。
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