ピッチドロップ

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劇作家:
河野ミチユキ
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
4人 (男性2人、女性2人)
  1.  平成二十八年四月、二度の震度七以上を記録した熊本地震。十六日未明に起きた本震と呼ばれる強い揺れから二日経過した、ある大学の一室。学生のミヤハラがその部屋で見たのは、頭部だけで話しかけてくるひとりの女だった。
     教授の妻であるその女(ホトリ)は、暗い表情のミヤハラとは違い、とてつもなく朗らかで強さを感じる陽気さがあった。ホトリとの会話の中で、ミヤハラの中の言葉にならないとまどいもほぐされていくようだ。
     実験器具を避難させていた研究助手のミドリカワや、駆けつけたホトリの妹ナギサも加わって、それぞれの瀕している状況が見えてくる中で、夫である教授と、妻ホトリの間の夫婦愛がじわりと滲み出す。
     地震直後の、ニュースにならない当時の日常会話をふんだんに散りばめて、当時の熊本の雰囲気を伝える。

  2. "ゼロソー演劇公演

    ・熊本公演
    上演日:2017年5月20日〜21日
    会場:早川倉庫

    ・長崎公演
    上演日:2017年6月17日〜18日
    会場:宝町ポケットシアター

    ・北九州公演
    上演日:2017年7月16日〜17日
    会場:枝光本町商店街アイアンシアター

    出演:松岡優子・木村想・吉丸和孝・山田夕可

    【作・演出】河野ミチユキ
    【美術】吉丸和孝、石井七実、田尻真衣
    【照明】入江徹
    【音響】松隈久典
    【衣装美裳】山田夕可
    【小道具】吉丸和孝、石井七実、田尻真衣
    【演出助手】山口薫
    【宣伝美術・HP】WG entertainment
    【広報】山口薫
    【企画・制作】Sulcambas! 、木村想"

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