人里離れた山里の、名もない湯治宿。そこには、村人たちが憩いの場と病気療養の場を求めてやって来る。
2015年の秋、東京から人形師の親子、父・倉田百福と息子・倉田一郎がやって来た。2人は手紙で依頼を受け、人形劇を観せに訪れたのだが、依頼主が誰なのかわからない。そのうち日が暮れ、親子は宿に一泊することになった。宿には盲目の男・松尾や老婆の滝子、芸妓の文枝、いくが逗留しており、三助が彼らの世話を甲斐甲斐しく焼いている。そのうち親子と湯治客たちは言葉を交わすようになり……。

第60回岸田國士戯曲賞を受賞した庭劇団ペニノの代表作。

作・演出　タニノクロウ
構成：玉置潤一郎　山口有紀子　吉野万里雄
出演：マメ山田　辻孝彦（劇団唐組）　飯田一期　日高ボブ美　久保亜津子　森 準人　石川佳代　
ナレーション：田村律子

美術：稲田美智子、タニノクロウ　照明：阿部将之　音楽：奥田 祐　音響：佐藤こうじ、中村嘉宏　舞台監督：久保勲生　演出部：加藤保浩　津村恵美　演出助手：松本ゆい　照明助手：阿久津未歩　胡弓指導：川瀬露秋

会場：森下スタジオ

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