三月三十二日
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1923年。日本人留学生の槇はロッテと、その連れ子と一緒に暮らしている。
ロッテはかつて、友達のゲルダと一緒に淫売婦をしていた。そのゲルダが1年ぶりにロッテに会いに来る。ロッテは今では幸せな生活を送っているが、ゲルダの思い出話に苦しかった淫売婦の時代を思い出し辛くなる。一方ゲルダは幸せに暮らすロッテを羨ましく思う。
ロッテはゲルダのためにチョコレートを買いに出かけていく。ゲルダは部屋にひとり。その時、ロッテの連れ子と一緒に出掛けていた槇が帰って来た。
※この作品は大正14年に執筆されたものと、昭和2年に執筆されたものがあり、この戯曲は昭和2年のものである。
パブリックドメイン作品なので、許諾は不要となります。 -
掲載戯曲の初演は1927年(昭和2年)2月25日~3月6日
於 帝國ホテル演藝場
※1926年(大正15年)8月に執筆された戯曲の初演は、
1925年(大正14年)劇団心座の第1回公演。 -
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