聖ミカエラ学園漂流記 (2013年上演版台本)
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―少女たちは神に叛逆するー
“宝塚“を目指す女生徒が集う聖ミカエラ学園。そこでは三千人の乙女がシスターに支配され、少女十字軍の名の下に過酷な訓練を強いられていた。その正体は、時空を超えて軍事に利用される機密機関であった。
謎の転校生・美村亜維子。彼女を危険視する千里眼少女・由紀。様々な思惑が交錯し、女生徒たちは武器を手に大人たちに復讐を誓う。
「聖ミカエラ学園の封じ込められた扉をあけよ! 制服を脱ぎ捨てよ。わたしたちは、今、神への謀反を起こすんだ。」
1982年の初演以降繰り返し上演され、小説、Vシネマ、アニメ、マンガといったメディア化、また校内暴力の時代とマッチし、高校演劇でも多数上演された高取英の代表作。
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この作品は1982年の初演以降、繰り返し上演されています。その都度、時代に合わせて変えられた台詞や演出も多々あり、掲載戯曲は作者・高取英の生前最後の上演である2013年3月、月蝕歌劇団での上演版をもとにしています。
現代では不適切とされる表現、ならびに実在人物に関する記述が含まれていますが、作品執筆当時の社会的状況、および作者が故人であることを考慮し、一部を修正した上で底本のままとしました。差別を肯定・助長する、実在人物の人格を貶める等の意図はございません。
また、既存楽曲が多く使用されていますが、著作権保護の観点より歌詞の表記を削除し、作者による作詞箇所のみ掲載しました。底本の閲覧をご希望の方は月蝕歌劇団および高取英の権利相続人・白永歩美までご相談下さい。 -
1982年8月26-30日 演劇舎蟷螂「聖ミカエラ学園漂流記」作・高取 英、演出・小松杏里
劇場:高円寺・明石スタジオ(月蝕歌劇団での初演は1986年12月20日-30日。作・演出は高取英。劇場:高円寺・明石スタジオ) -
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