鳥よ 鳥よ 青い鳥よ
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いつの時代なのか、どこの国なのか、そこは雨の町。そこでは「きぶりご」と呼ばれる奇妙な言葉が使われている。人々は自らの母語を奪い取られ「きぶりご」を強制的に使わされている。使ってはいけない母語を使った者は、収監されて罰を受けるのだ。そこへ空の鳥籠を持った少女がやって来ると、日差しが戻って来る。人々は恐れるが、少女はなんの抵抗もなく牢獄の檻を通り抜ける。少女が人々に触れると、忘れたはずの母語が戻って来る。しかし、そんな束の間の平和を破るように、突然大きな鳥が人々を襲撃し始める。禁じられた母語と強制された言語の板挟みにあい、そこで人々が取った行動とは?
この物語は、日本の植民地だった時代の朝鮮半島の出来事を思わせるが、世界中のあらゆる言語に共通する「剥奪された言語」と「強いられたゴキブリ言語」のお話しである。
タイトルの「鳥よ 鳥よ 青い鳥よ」は、日帝時代に朝鮮半島で歌われた、抵抗の歌である。 -
劇場◎彩の国さいたま芸術劇場小ホール
作・演出◎岸田理生、舞台美術◎朴東佑(パク・ドンウ)、意匠◎成瀬優、照明◎武藤聡、音響◎須藤力、舞台監督◎武川喜俊、企画◎和田喜夫、制作◎彩の国さいたま芸術劇場
出演◎諏訪部仁、柴崎正道、竹広零二、山田剛之、雛涼子、和田結美、若林カンナ、木島弘子、他 -
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