―日々是闘笑!―『広目屋日記』

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劇作家:
三谷智子
目安となる上演時間:
2時間~3時間
目安となる上演人数:
12人 (男性6人、女性6人)
  1. 昭和8年、太平洋戦争開戦はまだ先ながら、戦争の波に巻き込まれてゆく東京下町。
    しかし、時代の波に飲まれつつも、くさらず、笑いを忘れず
    そしてしたたかに生きる広目屋(今で言うチンドン屋)一家。
    その家業に誇をもつ「辰の家」の親方、長吉と、上の学校も受けさせてもらえず反発する、息子の清。
    清が「チンドン屋なんて時代遅れ。電柱広告にでも任せればいい」と言えば
    親爺は「上等じゃねぇか。電柱は電気運んで世の中明るくする。けどな、俺らは笑顔運んで世の中明るくしてんだよ。おまけに電柱みてぇに突っ立ってるだけじゃねぇ。
    こっちから足運んで、口上でもって歌でもってお披露目して、財布の紐まで緩ませて、  世の中回す柱なんだ!」と鼻息が荒い。
    平行線の親子関係を軸に、市井の人々、そして恩師との悲喜こもごもが描かれる。
    人が生きていくための『柱』とは一体何なのかを問う。笑いと涙の音楽劇。

  2. 【初演】2014年10月1日~5日
    【劇場】サンモールスタジオ
    【キャスト】
     辰野長吉…有馬自由(扉座)
     辰野ハナ…辻川幸代(ニュアンサー)
     辰野清…添野豪(電動夏子安置システム)
     中村誠治郎…霧島ロック(ここかしこの風)
     中村ウメ…神馬ゆかり(文月堂) 
     工藤タキ…岩堀美紀
     和田茜…村上寿子(東京女子収集)
     岩城寅雄…牧野耕治
     三筋源太…松原一郎
     関口啓子…椿真由美(青年座)
     江藤正義…唐沢龍之介
     絲川夢子…三谷智子(文月堂)
    【スタッフ】
     作・演出:三谷智子
     舞台監督:村岡晋
     舞台美術:田中敏恵
     照明:三枝淳
     音響:島貫聡
     演出助手:高嶋伶奈
     舞台写真:相川博昭
     宣伝美術:川本裕之
     当日運営:塩田友克
     制作:神馬ゆかり

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