秋の拘置所に、男が1人やってくる。ここに収容されている死刑囚の女と面会するためだ。女は、男の真の目的が、自身の戯曲を書くための取材だと見破る。食い下がる男に、取材を許可する条件として突きつけたのは、自分と結婚することだった。 死刑制度が変 ...
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刈馬演劇設計社 代表/劇作家・演出家。
近畿大学文芸学部芸術学科演劇・芸能専攻卒業。
劇団「青年団」での俳優活動を経て、七ツ寺共同スタジオ30周年記念事業公演を機に、劇作に専念。シビアなシチュエーションで展開する、ヒリヒリとした会話劇を得意とし、主にシリアス・エンタテイメントを創作する。
『クラッシュ・ワルツ』で第19回劇作家協会新人戯曲賞・名古屋市民芸術祭 2015 芸術祭賞(大賞)。『異邦人の庭』で第7回せんだい短編戯曲賞・名古屋市民芸術祭2019特別賞。『モンスターとしての私』で 第18回テアトロ新人戯曲賞佳作。『誰も死なない』で名古屋市民芸術祭2014特別賞・第3回せんだい短編戯曲賞最終候補。『マイ・フェイバリット・バ――――――ジン』で第8回AAF戯曲賞最終候補。平成27年度愛知県芸術文化選奨・文化新人賞。第36回名古屋市芸術創造賞。
テレビ・ラジオ・他劇団への作品提供のほか、市民劇や一般向けワークショップ、中学校でのアウトリーチ活動も手掛け、戯曲講座、高校演劇大会や若手演劇フェスティバルの審査員、マンガの原作協力、大道芸人ショウの構成・演出など、幅広く活動している。愛知淑徳大学 創造表現学部非常勤講師。